「一人暮らしの生活費はいくらかかるのか」と検索しても、出てくるのは家計調査の平均値ばかりです。
平均を眺めても、自分がいくらで回っているのかは分からないものですよね。
この記事では、平均ではなく、40代独身の私が使っている生活費の実額を全部書きます。
結論から言うと、8ヶ月平均で毎月約28万円。
自動車税や人間ドックのような不定期の支出を足すと、月換算で約30.7万円です。
家計簿アプリで8ヶ月分を集計した実測値です。
読むと分かるのは、13項目の内訳、不定期の支出6件の仕分け、家計調査の35〜59歳単身平均との差がどこから来るか、そして6月に書いた自分の記事をどう訂正したかです。
読み終わるころには、平均と比べるより先に自分の内訳を見る、という視点が持てるはずです。
40代独身・一人暮らしの生活費は月いくら?私の答えは毎月約28万円
私の生活費は、毎月約28万円です。
家計簿アプリの月次集計を8ヶ月分平均した数字で、家賃から交際費まで全項目を含みます。
ここに自動車税や人間ドックのような不定期の支出を月換算で足すと、約30.7万円になります。
先にお断りしておくと、私は節約家ではありません。
外食は少ないものの、8ヶ月で4回は遠方の実家へ帰り、ブログの経費も毎月かかっています。
この記事は「一人暮らしはこれくらいで暮らせる」という目安ではありません。
40代独身の1人が実際にいくら使っているかを、項目ごとに全部書いたものです。
平均値なら、総務省の家計調査を引けばいくらでも読めます。
ただ、平均は誰の家計でもありません。
私自身、平均と自分の数字を比べても「いくらあれば回るのか」は分からず、自分の内訳を8ヶ月分見て初めて見当がつきました。
数字の出どころは、マネーフォワードMEの月次集計です。
集計は2026年1月分からの8ヶ月です。
1月から、ドラッグストアのレシートを1品ずつ食料品と日用品に分けるようにしました。
そのため、それ以前の数字とは食費・日用品の内訳が比較できません。
それまではレシート1枚が3,000円以上なら日用品、未満なら食料品と機械的に振り分けていました。
12ヶ月分が揃う2026年末に、数字を更新する予定です。
- 毎月約28万円。不定期の支出を足すと月換算約30.7万円
- 節約家ではない1人の実額。平均の目安ではない
一人暮らしの生活費の内訳13項目|家賃・食費・ブログ運営費が大きい
8ヶ月平均の内訳は、次の13項目です。
金額は千円単位に丸めています。

食費6.3万円は、家賃と並ぶ最大の項目です。
自宅では自炊が中心で、外食やカフェは月5,000円前後です。
それでもこの額になるのは、会社での食事代と、帰省したときの家族との食事を食費に入れているからです。
帰省中は家族全員分の食事を2回ほど自分が払うので、月ごとの幅は4.2万円から7.5万円まであり、帰省のある月に上がります。
交通費1.5万円は、大半が帰省です。
8ヶ月で4回、遠方の実家へ親の様子を見に行きました。
新幹線の往復に最寄り駅までの在来線を足して1回2.5万円前後、4回で約9〜10万円です。
残りは私用の電車移動です。
平均値の記事には帰省という項目が出てきませんが、親が遠くにいる一人暮らしなら珍しくない支出だと思います。
ブログ運営費2.6万円は、収益がまだない段階の経費です。
AIツールに約1.8万円、ほかにサーバー代、SNSの有料機能、学習コミュニティの会費、ソフトの年額が入っています。
生活に必須の支出ではありませんが、私の家計に実際にある数字なので、削らずに載せました。
光熱・水道2.0万円のうち、電気・ガスが約1.6万円、水道が約0.4万円です。
電気・ガスは冬の2.2万円から夏の1.1万円まで季節で倍近く動きます。
住んでいる地域は都市ガスがほとんどなく、プロパンガスが主です。
都市ガスより料金が高くなりやすいうえ、冬はお風呂のガス代で金額が上がります。
1ヶ月分だけ見ても平均が分からないのは、この幅のせいです。
水道は隔月払いのため、月換算で計上しています。
- 食費6.3万円・家賃6.1万円で全体の4割超
- 帰省の交通費と収益前のブログ運営費が、平均値との違いを生む
一人暮らしの生活費で不定期の支出は8ヶ月約19万円|自動車税も人間ドックも月平均に混ぜない
毎月の28万円とは別に、8ヶ月で約18.6万円の不定期の支出がありました。
内訳は6件です。

分け方は、特別費の記事で決めた定義をそのまま使っています。
自動車税・保険料・人間ドックは、毎年ほぼ同じ額が決まった時期に出るので「不定期の固定費」です。
タイヤや眼鏡のように、買うかどうか・いくらかが年ごとに動くものは「特別費」に入れます。
定義の詳しい話は特別費の記事に譲ります。
この6件を毎月の平均に混ぜると、生活費は約30.7万円になります。
数字としては正しいのですが、混ぜた瞬間に「毎月いくらで回っているか」が見えなくなります。
逆に、混ぜずに忘れていると5月に驚くことになります。
今年は自動車税・保険料・タイヤが重なり、5月だけで約10万円が出ていきました。
だから私は、この2層を分けたまま持っています。
毎月の28万円は日々の暮らしの実力、不定期の月換算2.3万円は前もって枠を作っておく支出、という扱いです。
枠の作り方は特別費の記事に書いたとおりです。
- 8ヶ月で6件・約18.6万円。月換算すると約2.3万円
- 毎月の平均に混ぜると実力が見えず、忘れると5月に驚く。2層で分けて持つ
一人暮らしの固定費は月9.6万円|クレカ積立の記事で置いた概算とほぼ同じだった
クレカ積立の記事では、カード払いにしている固定費を家賃6万円・光熱費2万円・通信費1万円の概算で置き、年108万円と書きました。
8ヶ月の実測では、家賃6.1万円・光熱・水道2.0万円・通信1.5万円の月9.6万円です。
通信が0.5万円上振れした以外は概算とほぼ一致しました。

通信1.5万円の中身は、携帯代とネット代のほかに、月額サービスが3つ入っています。
マネーフォワードME(540円)、YouTube Premium(1,280円)、iCloudの200GBストレージ(450円)で、合わせて月約2,300円です。
携帯代は5月まで本体の分割払い(月2,670円)が入っていて、6月以降は携帯と光回線で約1.06万円に下がりました。
これに期間中に買ったiPhoneの有料アプリ2本が加わり、クレカ積立の記事の概算1万円との差になっています。
その概算1.0万円は、分割が終わったあとの固定費です。
固定費が月9.6万円で動かないと分かると、生活費のうち自分の裁量で動かせるのは残りの約19万円だ、という見方ができます。
食費・日用品・趣味・交通費がこの中にあり、月ごとの振れ幅はほぼこの19万円の側で起きています。
医療保険や生命保険の保険料は0円です。
払っている保険料は、賃貸の火災保険料と自動車保険料だけです。
自動車保険料は不定期の支出に入れており、火災保険料は集計期間の直前に年払いしたため8ヶ月分には入っていません。
医療保険は解約しており、その代わりに生活防衛資金を1年分持っています。
この判断の経緯は生活防衛資金の記事に書きました。
- 家賃6.1万・光熱水道2.0万・通信1.5万=月9.6万円。クレカ積立の記事の概算とほぼ一致
- 固定費を除いた約19万円が、月ごとに動く部分
一人暮らしの生活費を家計調査の平均と比べると|6月の自分の記事とも違った
35〜59歳の単身世帯の平均は19.8万円。私は30.7万円
生活防衛資金の記事では、総務省の家計調査から単身世帯全体の平均として17万円台を使いました。
同じ2025年の家計調査で35〜59歳の単身世帯に絞ると、消費支出は月198,488円です。
40代という区分は家計調査にないので、私に一番近いのはこの数字になります。
比べる単位をそろえます。
家計調査の月額には年1回の支出も月割りで入っているので、私の側も不定期分を月換算で足した約30.7万円で並べます。
差は約10.9万円です。
差のもとは、ほぼ4つです。
1つ目は家賃6.1万円。
家計調査の平均には持家の世帯も半数(50.7%)含まれるので、賃貸の私とは前提が違います。
2つ目は交通費1.5万円で、大半は帰省です。
家計調査の平均には、帰省という費目がありません。
3つ目は収益前のブログ運営費2.6万円。
4つ目は車を持っていることで、ガソリン代に加えて不定期の税・保険料・タイヤがかかります。
つまり私の生活費は「浪費で平均を超えている」わけではありません。
住まいと親の距離と副業と車の分だけ平均から離れている、というのが実測から見えたことです。
平均より多いか少ないかを気にするより、自分の差がどの項目から来ているかを知るほうが、よほど役に立ちました。
6月の記事では「6項目で14.8万円」と書いていた
2026年6月に公開した独身の生活費の記事では、生活に必要な最低限の6項目を、4月1ヶ月分のデータから概算して月約14.8万円と書きました。
6項目は家賃・食費・日用品・衣類・水道光熱費・通信費・医療費で、交際費などは含まない、と当時も明記しています。
今回の8ヶ月・全項目の実測は約28万円、不定期の支出込みで約30.7万円です。
6月の記事に入れていなかった項目(ブログ運営費・趣味・交通費・自動車・交際費など)が約8万円あります。
同じ6項目に絞っても約20.4万円で、5.6万円ほど上がっていました。
| 項目 | 6月の記事(4月1ヶ月分の概算) | この記事(8ヶ月実測) |
|---|---|---|
| 家賃 | 6.0万円 | 6.1万円 |
| 食費 | 4.0万円 | 6.3万円 |
| 日用品・衣類 | 2.0万円 | 3.2万円(日用品2.6+衣服・美容0.6) |
| 水道光熱費 | 1.2万円 | 2.0万円 |
| 通信費 | 1.0万円 | 1.5万円 |
| 医療費 | 0.6万円 | 1.3万円 |
| 合計 | 約14.8万円 | 約20.4万円 |
同じ6項目で5.6万円上がった主因は食費です。
4月の1ヶ月分では、会社での食事代や帰省時の家族との食事が入る月と入らない月の差が見えていませんでした。
実際には4.2万〜7.5万円の幅があります。
もう1つ、6月の記事の食費4万円・日用品2万円は、レシート1枚の金額で機械的に振り分けていた時期の数字です。
8ヶ月実測との差には「暮らしが変わった」ではなく「分け方が変わった」部分も含まれています。
6月の記事の数字は、最低限の6項目・1ヶ月分の概算としては間違っていません。
ただ「生活費はいくらか」の答えとしては、範囲が狭く期間が短すぎました。
平均に寄せるより自分の内訳を知るのが先だ、という考えは、この訂正の経験そのものから来ています。
平均より多くても、節約は勧めない。私の使い方の方針
この記事は、節約を勧める記事ではありません。
生活費の実額を出したのは、削る場所を探すためではなく、使い方を自分で決めるためです。
月の収支は「毎月の収入−NISA月5万円−生活費=残りを特別費口座へ」という流れで回しています(仕組みは特別費の記事に書きました)。
8ヶ月のうち、この収支がマイナスになったのは8月だけでした。
実家への防犯カメラと帰省代が重なった月です。
マイナス分は特別費口座から補い、生活防衛資金には手を付けていません。
私には、お金を残す相手がいません。
だから、体力と気力のある40代・50代のうちに、その年代でしか経験できないことにお金を使う、と決めています。
使いすぎはしませんが、貯めすぎもしません。
老後の資金は、NISAの毎月5万円と年2回の賞与の一部を別枠で回しています。
今後も月の収支がマイナスにならない範囲で、旅行などを計画していくつもりです。
これは私の事情での判断で、独身なら誰でもこうすべきという話ではありません。
ただ、自分の数字を出さないまま「平均より多いから減らそう」と考えていたら、この方針は決められなかったと思います。
- 35〜59歳の単身世帯平均19.8万円との差約10.9万円は、家賃・帰省の交通費・ブログ運営費・車でほぼ説明がつく
- 6月の記事の14.8万円は最低限6項目・1ヶ月分の概算。同じ6項目の8ヶ月実測は約20.4万円
- 実額を出す目的は節約ではなく、使い方を自分で決めること
生活費の内訳が分かると、生活防衛資金・特別費・口座の配分が決まる
生活費が月28万円だと分かってから、決められるようになったことが3つあります。

順番は、生活費の内訳が先で、備えの額が後です。
逆にすると「いくら貯めればいいのか」が決まらないまま、金額だけが独り歩きします。
もう1つ、この内訳は老後の物差しにもなります。
65歳以上の単身世帯の平均生活費は別の記事で書きました。
ただ、自分の老後に本当に必要な額は、いまの内訳から家賃や帰省の交通費がどう変わるかを考えたほうが近い数字になるはずです。
- 生活防衛資金の額・特別費の枠・口座の配分は、生活費が分かって初めて決まる
- いまの内訳は、老後に必要な額を考えるときの物差しにもなる
まとめ|一人暮らしの生活費は、平均と比べる前に自分の内訳を見る
要点は4つです。
- 毎月の生活費は8ヶ月平均で約28万円。不定期の支出を足すと月換算約30.7万円
- 年1回の支出は毎月の平均に混ぜず、2層で分けて持つ
- 35〜59歳の単身世帯平均19.8万円との差は、家賃・帰省の交通費・ブログ運営費・車でほぼ説明がつく
- 6月の記事の14.8万円は最低限6項目・1ヶ月分の概算。範囲と期間を広げると数字は変わる
次にやることは、順番が大事です。
まず家計簿アプリで半年分の月次集計を出し、大きい項目3つと不定期の支出を書き出してみてください。
数字が出たら、削るかどうかより先に、何にお金を使いたいかを決める。
私はその順番で決めました。
1年分が揃う2026年末に、この記事の数字を更新します。
生活費の内訳を知ることが、一人でも安心して暮らすための土台になる。
8ヶ月分を見て、私はそう考えるようになりました。

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