出向中の退職は迷惑になる?誰に先に言うかと退職届の出し先

出向中の退職のアイキャッチ。辞める前に、話す相手を決めておく

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「契約期間が残っているのに、辞めてもいいのだろうか」

「退職を考えているが、出向元と出向先、どちらの上司に先に言えばいいのか」

出向中に退職が頭をよぎると、こんな迷いが出ますよね。

会社が2つにまたがるうえ、人が足りない職場なら、迷惑をかけるのが怖くて考えるだけで止まることもあります。

解決のカギは、誰に先に話すかと、どこに退職届を出すかを先に決めておくことです。

退職によって、少しでも同僚に迷惑をかけないようにすることも大切です。

私は2023年3月から4年契約で在籍出向中で、満了まで4ヶ月ほどになりました。

退職を決めたわけではありませんが、出向1年目の転職活動で退職の順番を考え、応募先の面接では引き継ぎ期間を伝えました。

この記事では、先に話す相手・退職届の流れ・引き継ぎ期間の見積もり方・辞める前の手続きが分かります。

退職することで、同僚に負担をかけないかと悩まれている人の参考になれば幸いです。

目次

出向中に退職はできないのか

出向の契約期間が残っていても、退職はできます。

最初にお伝えしておくと、私は辞めると決めたわけではありません。

出向1年目に転職活動をしたとき、就業規則で退職の申し出期限を確かめ、内定が出たら誰にどの順番で話すかを考えました。

内定までは進まず、実際に退職を申し出たことはありません。

私の出向は2023年3月に始まった4年の契約で、満了は2027年2月末です。

この記事を書いている時点で、満了まで4ヶ月ほどあります。

この「4年」は、出向元と出向先のあいだで決まった出向の期間です。

厚生労働省の説明では、在籍型出向は会社同士の出向契約をもとに、働く人が出向元と出向先の両方と雇用契約を結ぶ形です。

私の籍は出向元にあり、正社員として雇われています。

出向元との雇用契約に、終わりの日は決まっていません。

出向の4年は会社同士の取り決めで、私が会社を辞められない期間ではありません。

在籍型出向の契約の関係。出向元と出向先は4年の出向契約、私は出向元と期間の定めのない雇用契約、出向先とも雇用契約を結んでいる

期間の定めのない雇用について、民法627条1項は、退職を申し入れた日から2週間で雇用が終わると定めています。

一方、私が出向元の就業規則で確かめた申し出の期限は、退職の1ヶ月前でした。

どちらに合わせるべきかは、この記事では決めつけません。

辞めると決めたら、まず自分の会社の就業規則を開くところからです。

迷う点は、人事か労働局の総合労働相談コーナーに聞くのが確実です。

なお、契約社員のように雇用の期間が決まっている人は、途中で辞めるときのルールが別に定められています。

出向期間の延長がどう伝えられるかは、出向期間は何年まで?平均3年は根拠不明|私は4年・満了半年前という記事に書きました。

出向を断った結果としての退職や解雇は、出向拒否で退職・解雇はある?応じた私が調べ切った分かれ目という記事にまとめました。

出向中の退職は誰に先に言うか

出向中は、出向元と出向先の両方に上司がいます。

辞めるとしたら、どちらに先に話すか。

私の答えは、出向1年目と今とで逆になりました。

出向1年目に転職活動をしていたころは、出向先の上司に先に相談するつもりでした。

当時の出向元の上司とは半年に1回の面談はあっても、それ以外で話すことはなく、転職の相談ができる関係ではありませんでした。

日々の仕事で顔を合わせるのは、倉庫で一緒に働く出向先の上司です。

いーしげ

出向元の上司に、転職の話はできないな

出向元の上司は、出向期間の途中で替わりました。

今なら、最初に話すのは出向元の上司です。

今の上司は、面談で「今の業務に不満があれば相談に乗る」と言ってくれる人で、まず話すならこの人だと思っています。

同じ「出向元の上司」という立場でも、人が替われば、先に話す相手も変わりました。

先に話す相手の変化。出向1年目は出向先の上司、今は出向元の上司。出向元の上司は途中で交代し、出向先の上司は1年目から同じ人

誰に先に言うかは、会社の決まりより、今いちばん話を聞いてくれる人で決まりました。

出向元か出向先かで迷うなら、「この人なら最後まで聞いてくれる」と思えるほうを先にしてよいと、私は考えています。

退職届をどこに出すかは、これとは別に、会社の決まりで動く話です。

出向中の退職届はどこに出すか

退職届をどこに出すかは、自分の会社の就業規則や出向規程で確かめるのが確実です。

出向中は出向元と出向先の両方と雇用契約がある形なので、出向先で働いていても、出向先に出せば済むとは限りません。

私の会社では、私の知る範囲で、退職届を先に誰へ出すかの明確な決まりはありません。

どちらに出しても受理はされ、違うのは受理までの早さだと理解しています。

出向先の上司に出した場合、届けは出向先の総務と出向元の上司を経て、出向元の人事部門に届くと考えています。

出向先の上司とは毎日顔を合わせるので、届けはすぐに渡せます。

ただ、出向元の上司とのやりとりは出向先の総務が受け持っているので、受理までの段階は多めです。

出向元の上司に直接出せば、段階は減ります。

一方で、出向元の上司は倉庫にいないため、出したくてもすぐには会えません。

相談すれば現場まで来てもらえる可能性もあると見ていますが、これは私の目測です。

私が出すなら、すぐに渡せる出向先の上司にすると思います。

退職届の出し先による違い。出向先の上司に出すと、出向先の総務と出向元の上司を経て出向元の人事部門へ回り段階が多い。出向元の上司に直接出すと段階は少ないが、倉庫にいないのですぐには会えない

退職届は、渡しやすい相手と、早く届く相手が同じとは限りません。

ここまでの流れは、規程や人事に確かめたものではなく、私の理解です。

出向先で働きながら退職を考えているなら、まず就業規則と出向規程に退職の手続きの項目がないか探してみてください。

見つからなければ、先に相談した上司に出し先を聞いておくと、順番を間違えずに済みます。

出向中の退職は迷惑になるか

出向中に辞めれば、迷惑はかかります。

ゼロにはできないので、私は減らす段取りを先に決めることにしました。

辞めれば、出向先では私の仕事を誰かが引き継ぎ、空いた席を埋める人も必要になります。

今の職場は人に余裕があるわけではないので、引き継ぎと人員の補充、その両方に時間がかかると見ています。

いーしげ

人が足りないのに辞めたら、迷惑をかけるよな

そこで、引き継ぎには2ヶ月かかると見積もりました。

法律の2週間、出向元の就業規則の1ヶ月前と比べると、いちばん長い期間です。

退職までの期間の比較。民法627条1項は申し入れから2週間、出向元の就業規則は退職の1ヶ月前、私の見込みは引き継ぎに2ヶ月

出向1年目の転職活動では、応募先の面接で引き継ぎ期間を聞かれました。

私は「内定を頂いてから2ヶ月間で入社を考えている」と伝えています。

入社日の話を、内定が出る前に出しておいた形です。

迷惑をゼロにはできなくても、引き継ぎの期間を自分で見積もり、先に伝えておくことはできます。

出向中の退職前に確かめること

辞めると決める前に、私が見ておきたいことは次の3つです。

  1. 企業型DCの移換先と期限
  2. 有給の残り日数と扱い
  3. 出向の満了日と延長の通知時期

いちばん先に調べたのは、企業型DC(企業型確定拠出年金)の行き先でした。

会社を辞めると、今の会社のDCには加入していられなくなるからです。

DCの資産は、iDeCoか、転職先に企業型DCがあればそちらへ移せます。

手続きの期限は、資格を失った月の翌月から6か月以内です。

過ぎると「自動移換」になり、運用が止まったまま手数料が引かれます。

私が想定しているのは、iDeCoへの移換です。

期限と手順の詳しい話は、確定拠出年金の退職後放置|組織変更3回の私が調べた期限と手順という記事にまとめました。

有給は出向元の規程で付き、私は出向元の22日分をもらっています。

辞めるときに残りをどう扱うかは、まだ確かめていません。

延長されるときは、満了日の2ヶ月前までに、出向元の上司が現場まで来て伝える決まりです。

満了の前に辞めるか、満了を待つかを考えるなら、この時期は外せません。

いーしげ

先に調べておけば、いざというとき慌てずに済む

手続きは、期限があるものから先に調べておくのが確実です。

出向中の退職でよくある質問

出向中の退職は、出向先にいつ伝えますか

私なら、まず出向元の上司に相談し、そのあとで出向先の上司に伝えます。

引き継ぎに2ヶ月かかると見ているので、内定が出たらすぐに伝えるつもりです。

出向中に転職活動をすると、会社に知られますか

私は出向1年目にリクナビNEXTへ登録しました。

3年以上たった今も、会社に関わる人から転職活動について聞かれたことはありません。

ただ、それで知られないとまでは言えません。

私が触った設定と、会社のPCやメールを使わなかったことは、転職サイトの登録で会社にバレるか|3年以上何も言われていない私の実測という記事に書きました。

出向の満了まで待ってから退職するべきですか

私は、まだ決めていません。

私の出向は1年延長になる可能性が高いと予想していますが、会社に確認したわけではありません。

今は会社の判断に任せる方向です。

延長かどうかが伝えられる満了日の2ヶ月前までに、自分の考えを持っておくつもりです。

まとめ|出向中の退職は順番を先に決めて迷惑を減らす

契約期間が残っている出向中でも、退職そのものはできます。

4年などの出向期間は会社同士の取り決めで、辞められない期間ではありません。

迷いやすいのは順番です。

私の場合、先に相談するのは、今いちばん話を聞いてくれる出向元の上司です。

退職届は、渡しやすい出向先の上司に出すと考えています。

引き継ぎには2ヶ月かかると見積もり、面接では入社時期として先に伝えました。

辞める前には、企業型DCのように期限のある手続きから調べておきます。

まだ辞めるか決めていない人も、まずは就業規則で、退職の申し出期限と手続きの項目を確かめてみてはいかがでしょうか。

そのうえで、自分の仕事を引き継ぐのに何ヶ月かかるかを書き出しておくと、いざというときの順番が見えてきます。

順番と引き継ぎの期間を先に決めておけば、同僚への負担を減らしながら、自分の次の一歩も選べます。

辞めるかどうかを決める前に、社外で自分の経験がどう見られるかを知っておくのも一つの方法です。

私が出向1年目に登録したのは、リクナビNEXTでした。

\ 決める前に、社外の選択肢を知っておく /

※私は出向1年目に登録し、今はオファーの受信を止めています。

いーしげ
氷河期世代として、非正規雇用や一人老後の不安と向き合ってきました。

・老後資金は本当に足りるのか?
・年金だけで暮らせるのか不安
・頼れる人がいない一人老後が心配

そんな同世代の方に向けて、当ブログを運営中

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